2020年8月18日火曜日

悲しみ

 私の大切な大切な恩師の一人が亡くなりました。

高校時代、とてもお世話になり、彼がいなかったら私は希望の大学に入ることもできなかったかもしれません。

そして高校生活ももっとつらいものになっていたと思います。


彼の愛してやまなかったFaureのRequiemを聴きながら、ご冥福をお祈りいたします。


今までありがとうございました。

そして、天国で奥様と第2の人生をいつまでもお幸せに…



2020年8月9日日曜日

指を上げる

 ピアノを弾くためには指をおろして鍵盤を押し下げます。

でも、押し下げたままにはしておけないので、楽譜に書かれている表情や長さに合わせて指を上げます。

この「指を上げる」が私にはくせものです。


指を下げるは、指先が鍵盤に触るので、その面積やかかる圧で「下げた」という実感が得やすいです。

でも、あげるはどうしましょう?

自分の手の甲側で筋肉の動きや、感覚しか頼るものがありません。

「下げる」と同様「上げる」もそろえないと音の粒がそろって聞こえません。


この「上げる」にこだわって練習すると、どうやら私のひじは傷みます…

前回はBeethovenで、今回はBachで…

RachmaninoffやScriain、DebussyやPoulencを弾いても何もならないのに、むしろ音が少なそうなバロックや古典を弾くとやってしまいます。

音の数が少ない分、一つ一つの音の本当の姿が浮かび上がってしまうからでしょうね…


だからこそ面白いのでしょう

2020年8月3日月曜日

エリーゼのために

多くの人が知っている『エリーゼのために』

あなたは子供の頃に弾きましたか?
あるいは
自分の生徒に弾かせますか?

確かに子供用の名曲集的なテキストには、載ってる率が高いですが、私はやったことがありません。

今日、やる派とやらない派があるのですか?と尋ねられて初めて気になりました。

そういえば、私の周りには弾いている、あるいは弾かせている生徒、先生がいない!

エリーゼのために派閥、果たして存在するのでしょうか…

2020年8月1日土曜日

準備運動

先日、ひじのリハビリに行ったときに、リハビリの先生に
「準備運動はするのですか?」と聞かれました。

準備運動。

ハノンのような指の準備運動はするとしても、身体の準備運動はしておりませんでした。

ということで、とりあえず上半身を中心に手首から肩甲骨、果ては背中あたりまで、入念にストレッチしてから練習することにいたしました。

といっても、まだ本格的に練習はできないのですが、何事も習慣化しなくちゃならない、ということで自分の大事な商売道具でもある体を長く使うために、ストレッチは欠かせません!

2020年7月28日火曜日

左手だけの作品

右ひじ故障中の私は、やむを得ず左手のみの練習を始めました。

でも、左手だけって、本当に自分の手でありながら、「誰かこの手、交換しませんか」と思ってしまいます。

いままで「左手だけ」というシチュエーションになることがなかなかないので、Scriabinに「左手のための小品」があるのは知っていても楽譜すら持っていない!!

ピアニストの舘野 泉さんは左手のピアニストとしてご活躍ですが、心の底からすごい方だと尊敬してしまいます。

左手だけでもいけるピアニスト、になるよりも早く治ってしまいそうですが、ちょっと自分に我慢をして左手だけの練習してみましょう…😥




2020年7月26日日曜日

ヘラー

ヘラーという作曲家がいます。

練習曲を探していて偶然に見つけた作曲家です。

全音から練習曲が出版されていますが、とりあえず『25の練習曲』を手に入れて弾いてみています。

副題に「旋律的練習曲」とついているだけあって、ツェルニーのようにテクニカルというかメカニカル重視、という感じはありません。

ペダルの指示もあったりして、音楽的に弾くことを目指すのに役立つかもしれないな~、と思っています。

ちょっと難しめのブルグミュラー、モシュコフスキーよりは断然弾きやすい、という印象です。

このヘラーという方、今まで弾いたことはないのですが、調べてみたらかなりたくさんのピアノ曲があるようなので、いろいろ探してみようかしら?


2020年7月25日土曜日

教材探し

生徒の教材を探すのに苦労することがあります。

私が小学生だったのは、はるか昔、40年も前のこと。
その頃と今とでは教材がかなり違います。

自分が使って「よかった」と思っていたテキストが絶版になっていたり、その当時はなかった新しい教材もたくさん出ています。

ブルグミュラーとかソナチネ、とか王道のテキストに入ってしまえば、しばらくはそのテキストを中心に進めていけるのですが、過渡期がなかなか悩ましい。

「まだちょっとブルグミュラーは難しい気がするけれども、今のテキストが終わったら何を使おうか?」

「何かエチュードをやらせようと思うけれども、ツェルニーよりももう少し弾いていて楽しいものはないかしら」

などなど…

あと兄弟姉妹も迷います。

上の子と下の子と同じ教材を使うか使わないか。

書き込みがあったり、耳のいい子だと覚えてしまっていたりするので、私としては上の子の教材をあまり使いたくない時もあります。
しかし、お母さまにしてみれば、若干コストパフォーマンスがよろしくない幼児向け教材を何冊も買うのは…と、はっきりおっしゃらないまでもなんとなく圧を感じる時もあり…(笑)

一人ひとり、個性も違うし、理解度も能力も、年齢も違います。
それを生かせるようにテキストを選ぶのって本当に難しいですね。



悲しみ

 私の大切な大切な恩師の一人が亡くなりました。 高校時代、とてもお世話になり、彼がいなかったら私は希望の大学に入ることもできなかったかもしれません。 そして高校生活ももっとつらいものになっていたと思います。 彼の愛してやまなかったFaureのRequiemを聴きながら、ご冥福をお...