2020年7月28日火曜日

左手だけの作品

右ひじ故障中の私は、やむを得ず左手のみの練習を始めました。

でも、左手だけって、本当に自分の手でありながら、「誰かこの手、交換しませんか」と思ってしまいます。

いままで「左手だけ」というシチュエーションになることがなかなかないので、Scriabinに「左手のための小品」があるのは知っていても楽譜すら持っていない!!

ピアニストの舘野 泉さんは左手のピアニストとしてご活躍ですが、心の底からすごい方だと尊敬してしまいます。

左手だけでもいけるピアニスト、になるよりも早く治ってしまいそうですが、ちょっと自分に我慢をして左手だけの練習してみましょう…😥




2020年7月26日日曜日

ヘラー

ヘラーという作曲家がいます。

練習曲を探していて偶然に見つけた作曲家です。

全音から練習曲が出版されていますが、とりあえず『25の練習曲』を手に入れて弾いてみています。

副題に「旋律的練習曲」とついているだけあって、ツェルニーのようにテクニカルというかメカニカル重視、という感じはありません。

ペダルの指示もあったりして、音楽的に弾くことを目指すのに役立つかもしれないな~、と思っています。

ちょっと難しめのブルグミュラー、モシュコフスキーよりは断然弾きやすい、という印象です。

このヘラーという方、今まで弾いたことはないのですが、調べてみたらかなりたくさんのピアノ曲があるようなので、いろいろ探してみようかしら?


2020年7月25日土曜日

教材探し

生徒の教材を探すのに苦労することがあります。

私が小学生だったのは、はるか昔、40年も前のこと。
その頃と今とでは教材がかなり違います。

自分が使って「よかった」と思っていたテキストが絶版になっていたり、その当時はなかった新しい教材もたくさん出ています。

ブルグミュラーとかソナチネ、とか王道のテキストに入ってしまえば、しばらくはそのテキストを中心に進めていけるのですが、過渡期がなかなか悩ましい。

「まだちょっとブルグミュラーは難しい気がするけれども、今のテキストが終わったら何を使おうか?」

「何かエチュードをやらせようと思うけれども、ツェルニーよりももう少し弾いていて楽しいものはないかしら」

などなど…

あと兄弟姉妹も迷います。

上の子と下の子と同じ教材を使うか使わないか。

書き込みがあったり、耳のいい子だと覚えてしまっていたりするので、私としては上の子の教材をあまり使いたくない時もあります。
しかし、お母さまにしてみれば、若干コストパフォーマンスがよろしくない幼児向け教材を何冊も買うのは…と、はっきりおっしゃらないまでもなんとなく圧を感じる時もあり…(笑)

一人ひとり、個性も違うし、理解度も能力も、年齢も違います。
それを生かせるようにテキストを選ぶのって本当に難しいですね。



2020年7月23日木曜日

知好楽

今朝、何気なくテレビを見ていたら、NHKの「~インタビューここから~選」で増田明美さんが「知・好・楽」という言葉についてお話なさっていました。

「知好楽」という言葉そのものは、孔子の『論語』に出てくる言葉だそうです。

この言葉について増田さんは

「どういう意味かっていうと、私の解釈は、一つの事に打ち込んでるときに、そのことをよく知ってることは素晴らしい。でも、知ってるだけの人よりも、それを好きでやってる人が勝っていると。それよりも楽しんでる人がよい結果につながりますよって。」

ピアノは勝ち負けではないけれど、「うまくなる」と置き換えれば同じかなと。

好きだから、楽しいから続けられるし、続けていれば何かをつかめる日もくる、かもしれません。

私もこの言葉、覚えておこうと思います。


2020年7月21日火曜日

雑談

生徒も中学生ぐらいになると、学校であったこととか友達のこととか、いろいろ親には話しくいことなどを話してくれます。

「レッスン時間ほとんど雑談じゃん」

と思わなくもないけれど、私に話をすることで、気分転換になったり、心のもやもやが晴れるのなら、大人として少しは役に立てているのかな…と思います。

ピアノがうまくなってくれればそれが一番うれしいけれど、どこかで心のよりどころにしてもらえているのなら、それはそれで人として幸せだな、と思う今日この頃です。

2020年7月20日月曜日

新しい生活様式

新しい生活様式のもと、生徒のレッスンを恐る恐るしています。

ここに来て、皆さんも悩まされているであろうマスクが問題になってきました。

とりあえず暑い。
エアコンのきいた部屋でも、マスクしたまま1時間レッスン続けていると、なぜか私だけ汗だく。

弾いている生徒は30分くらいで交代するけれど、私は交代できない!

どのマスクが涼しいのか、フェイスシールドだとましなのか…
いよいよ梅雨明けも迫ってきて、悩ましい夏休みです😭

2020年7月19日日曜日

発表会

年に1度発表会をしています。

今年はこんなことになってしまいましたが、内輪だけで弾きあい会のような感じでやりました。

発表会をするとちゃんと上手になってるんだな…と気が付きます。

毎週聴いているとなかなか気が付きにくいし、発表会の前は「なぜ弾けない!!」と焦りと怒りで耳がふさがっていますが、発表会が終わっていつものレッスンが始まると、なぜかこの前までよりいい音で弾けるようになっていたりします。

やっぱりピアノは長い目で育てていかないといけないものなのですね…

2020年7月17日金曜日

演奏会

今日も来日アーチストの公演中止のお知らせが届きました。
そもそも日本に来られないし、今の状況では演奏会を開くのも大変ですよね😰

国内のオーケストラもライブ配信を始めたようですが、しばらくは厳しい状況が続きそうですね。

緊急事態宣言が発表されてすぐの頃は、
「こんな時こそ苦手克服だ!」
とか思って、普段なら決して手を出さない曲の練習を始めたものの、本番はないし、3ヶ月も経つとモチベーションは下がってくるし…

してみると、うちの生徒たちは偉いな、と😅
そんな面倒くさいこと言わずにちゃんと練習してる!
(何を持ってしてちゃんと、なのかは置いといてだけれども…)

先生もがんばりまーす🙋



2020年7月16日木曜日

痛み

練習を続けていると体のどこかが痛くなることがありますか?

よく聞くところだと腱鞘炎とか。

私はその昔ピアノの師匠から
「どこかが痛くなるところは、そこに力が入っているからよ」
「弾き方がどこか悪いのよ」
と言われました。

で、その後怖くて(笑)痛いとは言えないので、痛くならないように練習することを心掛けたおかげで、なんとか大きな故障もなくピアノを弾き続けています。

が、しかし、数年前に椅子の位置をほんの数センチ前に出し、ほんの気持ちだけ椅子に深く座るようにポジションを変えたところ、ひじに痛みが出ました。

その位置で弾くには腕の脱力や、手首のしなやかさが足りなかったと思われます。

でも運悪く?その時はリサイタルの練習中だったので休むこともできず、だましだまし練習を続けていたら、いまだに思い出したように痛くなります。

皆さんも体は大切に。



2020年7月15日水曜日

おすすめの本

おすすめの本

大野 裕さんの『「心の力」の鍛え方―精神科医が武道から学んだ人生のコツ―』(岩崎学術出版社)です。
Amazon.co.jpによる詳細はこちら: 

曲を弾くためにテクニックをブラッシュアップすし、曲想を練り、そしてそれを本番で弾く。
この一連の課程の心のありようが語られていると思います。

本番で、試験で、時にはレッスンでさえ、
「思ったように弾けない」、
「家ではもっとうまく弾けたのに」
と思います。

だから本番で少しでもより届けたい音楽が届くように、テクニックだけではなく心も鍛える必要が音楽家にもあるのではないでしょうか。

興味がありましたら、ぜひお読みください。





2020年7月14日火曜日

湿気

毎日雨ばかりで湿度が上がって大変です。

ピアノは主に木と鉄でできているので、湿気が大の苦手です。

一年を通して50パーセント台をなんとかキープできるように、除湿機が大活躍です。
ここのところ毎日稼働し続けていますが、油断すると70パーセント近くになります。

大事なピアノがカビないように、錆びないように、今日も除湿機がフル稼働中です。

2020年7月13日月曜日

左手の練習

練習していて何か弾きにくいとき、私はまずは左手が弾けていないことを疑います。

なぜかと言えば、まずは私が右利きだからです。

右利きということは、左手は日常ではあまり難しいタスクをこなしていません。
ぶきっちょさんです。

なのにピアノを弾くときに細かい音符を弾かなくてはならなかったり、跳躍があったり、ユニゾンなんて最悪です。

なので、この手をレベルアップすることで、曲が仕上がるのに一歩近づくのです。

ということで、左手だけ弾いてみて、聴いてみてください。
びっくりしますよ!

2020年7月12日日曜日

爪をきる

ピアノを弾くために、短めに爪を切らなくてはなりません。
爪が鍵盤に当たると「カチカチ」と音がしてしまうからです。

爪が指先のどのあたりについているかで、どれぐらい切ればいいのかは人それぞれです。
中にはかなり深爪にしないといけない場合もあります。

そして大事なのは爪の長さだけではありません。

実は指によって爪の形の整え方が違います。

親指は鍵盤に当たるのが指の外側なので、外側は斜めに短く、内側はお好みで。

人差し指から薬指の3本は、指の中央部が鍵盤に当たることが多いので爪はまっすぐ。
きれいな指の形には整えられません(泣)

小指はやはり指の外側が鍵盤に当たるので、親指同様外側を短く、内側はお好みで。

最後に手のひら側から見て爪が見えないことが確認できたら終了です。

「短く切っているのに音がする」とお悩みの方がいらっしゃったら、ぜひお試しあれ。

2020年7月10日金曜日

リズム練習

子供のころ、『ハノン』や『ピアノのテクニック』をやると必ずやらされたリズム練習。

あの頃は「やらされていた」けれど、今は必要に迫られて「自主的に」やっている。

  • 細かいパッセージで指使いを定着させたいとき
  • 音の粒をそろえたいとき

に主にやっている。

  1. どんなリズムでもいいけれど、まずは付点のリズムから色々とパターンを変えて弾いてみる。
  2. そうすると、なんだかとても弾きにくいリズムに出会うので、すかさずそのリズムでひたすら練習する。

弾きにくいリズムで負荷がかかっている箇所こそが、音がこけている原因なので、見つけたらラッキー、あとは練習するのみ。

なんとなく滑らかになってきたかしら、と思ったら楽譜通りに弾いてみる。

と、練習前よりは多少問題点が改善されている、と思えることが多い。

そして、このリズム練習、1日だけではなく結構しつこく何日もやる。

なぜって身につくまでには時間がかかるから。

昔は嫌いだったけれど、今はなんとなく楽しくなった練習方法のひとつ。

ぜひお試しあれ。

2020年7月9日木曜日

はじめよう

毎日、少しだけ真面目に音楽に向き合って手に入れた気づきを言葉に残してみよう、という試みをはじめます。

何日続けられるかわからないけれど…
何を言葉にできるかわからないけれど…
どれだけ言葉にできるかわからないけれど…

自分のために
自分の生徒たちのために
自分の後輩たちのために




悲しみ

 私の大切な大切な恩師の一人が亡くなりました。 高校時代、とてもお世話になり、彼がいなかったら私は希望の大学に入ることもできなかったかもしれません。 そして高校生活ももっとつらいものになっていたと思います。 彼の愛してやまなかったFaureのRequiemを聴きながら、ご冥福をお...